2匹目の犬を迎えるにあたり、どのような事に気を配れば良いのでしょうか。気を配るポイントはいくつかあります。今日は、2匹目の犬を迎えるにあたり、どのような事に気を配るべきか?について説明します。
2匹目を迎える「タイミング」とは?
犬同士の関係性を良好にするためには、迎えるタイミングがとても重要です。2匹目なので、当然、いま居る先住犬との関係が重要となってきます。先住犬との関係をよくするために、2匹目の犬を迎え入れる時に考えたいことは、以下のような事です。
先住犬の年齢と性格を確認しよう
先住犬が、落ち着いた成犬で、しつけがしっかりできている時期がベストです。先住犬が落ち着いており、基本的なしつけができていると、新しい犬を迎えた際のトラブルが少なくなります。 逆に、先住犬がまだ子犬だったり、しつけが不十分な場合はトラブルの元になることもあります。
2匹目を迎える時によい先住犬の年齢とは?
3~5歳の先住犬が理想的
先住犬が3~5歳であれば、心身ともに成熟し、しつけや社会性も安定しているため、二匹目のお手本になりやすいです。この年齢の先住犬は、体格や精神面で優位を保ちやすく、トラブルも少なくなります。
シニア犬(6歳以上)の場合
性格が丸くなって二匹目を受け入れやすくなることもありますが、体力や健康状態によっては負担になる場合があります。シニア犬にとって子犬の元気さがストレスになることもあるため、先住犬の体調や体力を第一に考えましょう。
若すぎる先住犬の場合
先住犬自身がまだ成長過程の場合、二匹目を迎えることでしつけや社会化が十分にできないリスクがあります。
2匹目を迎える時によい先住犬の性格とは?
性別の相性を確認しよう
相性は、性別によっても良し悪しがあるようです。性別の相性の組み合わせは以下のとおりです。
ただし、性格による部分が大きく、絶対ではありません。個々の犬の性格を優先して判断することが大切です。
| 組み合わせ | 一般的な相性傾向 |
| オス × メス | ◎ 比較的うまくいきやすい組み合わせ |
| オス × オス | △ 競争心や縄張り争いが出る可能性あり |
| メス × メス | △ 相性が悪いと、静かなバトルが続くことも |
2匹目を迎えるタイミングは、先住犬の年齢や健康状態、性格、相性、犬種の特性などをしっかり見極めて判断する必要があります。特に、先住犬が成熟し、精神的・肉体的に安定している3~5歳頃が理想的ですが、シニア犬や若い犬の場合はそれぞれの特徴や体力、性格をよく考慮して決めましょう。
また、先住犬の性格が多頭飼いに向いているかどうかも重要な判断材料となります。
2匹目を迎えたことで起きやすい「ストレス」
犬も人間も、新しい生活にはストレスが伴います。2匹目を迎えたことで起きやすいストレスは以下のような事です。
2匹目を迎えたことで起きやすい「ストレス」
2匹目の犬と良い関係を築くためのコツ
2匹目の犬と良い関係を築くためのコツは、以下のポイントを意識しながら進めることが大切です。
これらのコツを実践しながら、犬たちが安心して過ごせる環境を整えることが、二匹目の犬と良い関係を築くための鍵です。
2匹目の犬の迎え入れを後悔しないためのチェックポイント
「2匹目を迎えなければよかった…」とならないために、事前に以下を確認しましょう。
経済的・時間的な余裕があるか?
犬1匹でもフード代、医療費、トリミング代、しつけやおもちゃなど、さまざまな費用がかかります。2匹になるとこれらが単純に倍以上になる場合も多く、急な病気やケガの際はさらに負担が増えます。また、日々の散歩やお世話、しつけの時間も2匹分必要です。仕事や家庭の状況を考慮し、無理なく世話ができるかを現実的に見積もることが重要です。
犬2匹を飼う場合に必要な経済的余裕について、具体的な金額や目安は以下の通りです。
年間・月間の飼育費用目安
この費用には、フード代・日用品・トリミングやシャンプー代・予防接種や医療費・ペット保険料などが含まれます。病気やケガがあれば、これに加えて突発的な出費(10万円以上)が発生することもあります。
生涯飼育費用の目安
- 2匹合計で約488万円〜1,000万円
(1匹あたり244万円〜500万円×2匹) - 一般的には犬1匹で生涯120万円〜240万円以上とされますが、医療費や生活レベルによって大きく変動します。
必要な年収の目安
- 最低でも年収300万円(手取りベースで350万円)以上が推奨されます。
- 年収500万円以上であれば、生活に余裕を持って2匹と暮らせる水準。
- 年収700万円以上なら、より質の高い飼育環境が整えやすいとされています。
初期費用も考慮
- 2匹目を迎える際は、初期費用(ワクチン、避妊・去勢手術、ケージやグッズの購入)で数十万円が一度にかかることもあります。
犬2匹目を迎えるにあたり、毎月2万円〜5万円程度の固定支出を無理なく確保できることや、突発的な出費(医療費など)に対応できる貯蓄があること、また、年収300万円台では節約と貯蓄の両立が必須、年収500万円以上なら比較的、余裕を持って犬2匹と暮らせる水準です。これらを目安に、2匹目の犬を迎える前に家計の見直しとシミュレーションをおすすめします。
家族全員の同意があるか?
犬の世話は家族全員が関わることが多く、誰か一人でも反対しているとトラブルの原因になります。家族会議を開き、役割分担や想定される負担について話し合い、全員が納得していることを確認しましょう。
家族の同意は、2匹目の犬を迎える際に非常に重要なポイントです。以下に、その理由や具体的な注意点を詳しく解説します。
家族の同意がなぜ重要なのか
家族会議で話し合うべき内容
同意が得られない場合のリスク
家族全員が納得し、協力できる体制が整っていることが、2匹目の犬を迎える大前提です。家族会議でしっかり話し合い、役割分担や生活リズム、将来のことも見据えた上で、全員の同意を得てから迎え入れることが大切です。
多頭飼いOKな住環境か?
ペット可の賃貸住宅でも多頭飼いが禁止されている場合があります。戸建てでも、騒音や抜け毛、臭いなどで近隣トラブルになることも。ケージやトイレのスペースが十分に確保できるか、散歩コースや庭の広さも考慮しましょう。
賃貸物件の規約・制限を確認する
戸建てや広いスペースの確保
生活環境の快適性とトラブル防止
その他、生活環境の快適性や、トラブル防止のために確認しておきたい事は以下のとおりです。
将来的な見通し
多頭飼いOKな住環境かどうかは、規約やスペース、生活環境の快適性、トラブル防止策を総合的に判断する必要があります。特に賃貸物件では、頭数や種類の制限が厳しいため、事前の確認と交渉が不可欠です。戸建てや広い間取りの物件、郊外の物件を選ぶことで、犬も飼い主もストレスなく過ごせる環境を整えやすくなります。
先住犬の気持ちを優先できるか?
新しい犬を迎えることで、先住犬がストレスを感じたり、嫉妬したりすることがあります。年齢や性格、健康状態によっては多頭飼いが向かない場合も。先住犬の様子をよく観察し、無理に新しい犬を迎えず、先住犬のペースを最優先に考えましょう。
先住犬の気持ちを優先するとは
先住犬は、新しい犬がやってくることで大きなストレスや不安を感じることがあります。そのため、先住犬の生活リズムや居場所、飼い主との関係性をできるだけ維持し、安心感を与えることが重要です。
具体的な優先の方法
トラブル時の対応
先住犬の気持ちを優先するとは、先住犬の安心と安全を最優先に考え、生活リズムや居場所、飼い主との関係性をできるだけ維持しつつ、新しい犬との関係をゆっくりと築いていくことです。
先住犬がストレスなく過ごせる環境を整えることが、多頭飼い成功の鍵となります。
2匹目の犬にも十分な愛情を注げるか?
新しい犬にも、先住犬と同じように愛情や時間をかけてあげる必要があります。どちらか一方に偏ると、もう一方が寂しさやストレスを感じてしまうことも。2匹ともが心身ともに健康で幸せに暮らせるように、平等に接する覚悟が必要です。
愛情の分配が多頭飼いの鍵
多頭飼いでは、どの犬にも平等に愛情を注ぐことが、犬同士の安定した関係やストレスの軽減に直結します。
特に2匹目の犬を迎えた場合、先住犬との関係や嫉妬心、資源(ごはん、おやつ、おもちゃ、飼い主の注目など)を巡るトラブルが起きやすいため、それぞれに十分な愛情と個別の時間を与える工夫が重要です。
具体的な愛情の注ぎ方
愛情を注ぐための時間と体力
予想以上に時間と労力が必要
2匹の犬に平等に愛情を注ごうとすると、1匹の時よりもはるかに多くの時間とエネルギーが必要です。自分のライフスタイルや体力と照らし合わせて、無理なく続けられるかどうかも大切な判断材料です。
まとめ
今回は、2匹目の犬を迎えるにあたり、事前に確認しておきたいことや、迎え入れてから先住犬とトラブルを避ける方法などをご紹介しました。2匹目を迎え入れたいと考えていらっしゃる方は、迎え入れるタイミングや環境、先住犬との相性が、なるべく上手くいくように事前に確認できることは確認しておきたいですね。また迎え入れてからの生活も先住犬と迎え入れた犬が仲良くなれるように、たくさんのヒントを書かせていただきました。
犬と素敵なハッピーな生活をお送りくださいね。

